刺激物になれると…

By: angela n.

人間は刺激が強いものが大好きです。食べ物を例に考えてみましょう。体に悪いとわかっていても、ついついジャンクフードに手を出してしまいます。たまになら良いでしょうけど、その刺激が止められなくなり、もつと辛いもの、もっと甘いもの、もっと刺激が強いものへと移行していきます。

気づいたときには、体はボロボロ。もはや普通の食べ物では満足しなくなります。普通の味つけでは「味がしない」と感じてしまうのです。これは、音楽でも同じこと。人間は刺激が強いものが好きですから、ストレスを感じたときやイライラしているときにはとくに激しい音楽を聴きがちです。

音楽療法の観点からも間違いではありませんが、現代ではあまりに刺激が強いために、それに依存してしまう傾向があるのです。どこかで、「ハードロックが心を癒す」という主張を見たことがありましたが、その効果は一時的なものです。味の濃いポテトチップスはおいしいですが、毎日食べていては体を壊すだけ。

たとえ、食べている瞬間にストレスが解消されたからといつて、食べ続けた方が良いと思う人はいないでしょう。むしろ、健康な人はわずかな味つけの料理をしっかり味わうことができます。「音楽は別に健康を害するわけでもなく、どんな激しい音を聴いたって無害でしょう」という考えは間違っています。

物理的に考えても音は空気の振動です。騒音公害という言葉があるように、長期間に渡って騒音を聞かされるほどの苦痛はありません。また、超低周波の音をずっと聞いていると健康に影響を及ぼします。詳しくは書きませんが、完全に無害な音はありません。