音楽を始めるきっかけ

By: Unnar Ýmir Björnsson

私が、いつから音楽に親しむようになったのか、改めて考えてみました。ピアノを始めたのは小学校二年生と決して早くはありません。しかしよく考えてみると、それは生まれる前から始まっていたようです。私の母親は音楽がとても好きで、胎教に良いからといってお腹の中にいる頃から私に音楽を聰かせていました。

当時、現在では考えられないほど大きいレコードプレーヤーがあり、クラシックの名曲やポール・モーリアのようなイージーリスニングなど、気持ちが明るくなるような質の高い音楽をいつもかけてくれていました。音楽だけならわからなくもないのですが、美術館にも通っていたそうです。見えないのに、何かを感じさせてくれていたのでしょう。

その甲斐もあってか、小学校に入リピアノを始める機会に巡り会いました。しかし、私の母親はすぐに始めさせようとはせずに、私がピアノをやりたい意志を確認したうえで、三年後にもやりたいと思っていたらやろうね」と言いました。

親のエゴだけで何かを始めさせるのではなく、あくまで自分の意志でやりたいと思わせたかったのだと思います。一年後、「ピアノやりたい?」「うん、やりたい」と。「ついでにヴァイオリンもやりたい」とも。まずはピアノからということで、結局ヴァイオリンには手を出しませんでしたが、ずいぶんと好奇心旺盛だったようです。自分の意志で始めたピアノ。そこに導いてくれたこともあり、いまでも音楽に親しむことができています。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。

刺激物になれると…

By: angela n.

人間は刺激が強いものが大好きです。食べ物を例に考えてみましょう。体に悪いとわかっていても、ついついジャンクフードに手を出してしまいます。たまになら良いでしょうけど、その刺激が止められなくなり、もつと辛いもの、もっと甘いもの、もっと刺激が強いものへと移行していきます。

気づいたときには、体はボロボロ。もはや普通の食べ物では満足しなくなります。普通の味つけでは「味がしない」と感じてしまうのです。これは、音楽でも同じこと。人間は刺激が強いものが好きですから、ストレスを感じたときやイライラしているときにはとくに激しい音楽を聴きがちです。

音楽療法の観点からも間違いではありませんが、現代ではあまりに刺激が強いために、それに依存してしまう傾向があるのです。どこかで、「ハードロックが心を癒す」という主張を見たことがありましたが、その効果は一時的なものです。味の濃いポテトチップスはおいしいですが、毎日食べていては体を壊すだけ。

たとえ、食べている瞬間にストレスが解消されたからといつて、食べ続けた方が良いと思う人はいないでしょう。むしろ、健康な人はわずかな味つけの料理をしっかり味わうことができます。「音楽は別に健康を害するわけでもなく、どんな激しい音を聴いたって無害でしょう」という考えは間違っています。

物理的に考えても音は空気の振動です。騒音公害という言葉があるように、長期間に渡って騒音を聞かされるほどの苦痛はありません。また、超低周波の音をずっと聞いていると健康に影響を及ぼします。詳しくは書きませんが、完全に無害な音はありません。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。

スタバでの経験

By: MIKI Yoshihito

以前、スターバックスのドライブスルーで、助手席に彼女を乗せた男性がマイクに向かって、「あのさぁ、カフェモカァふたつとお、ほか何あんの?え? 聞こえね―」と言っているのを聞いたことがあります。もしかして、隣の彼女に対して威厳を示しているのかもしれませんが、とても社会に適応しているとは思えません。店員さんも何かサービスしようという気持ちなど起きないでしょう。

対人コミュニケーションでいちばん大切なことは相手の気持ちを察すること。音の洪水のなかで生きていると「音を遮断すること」に慣れてしまいますから、普段の会話でも相手の繊細な言葉に反応できなくなります。音を強制的に遮断して自分に都合が良い音だけ聴くことに慣れると、当然コミュニケーションにおいても影響が出てきます。都合の良い音ばかりを聴いていて、いきなり相手の相談に親身に乗れるはずがないのです。

「iPodで音楽を聴くのと、相談に乗るのと関係あるのか?」と思われるかもしれません。しかし、「聴く」という行為は、音楽を聴く、小鳥のさえずりを聞く、上司の話を聞く、恋人の話を聞く、スタバのドライブスルーで店員さんの声を聞く、などすべて同じです。

一見関係ないようなことも、「聴く」という刺激として等しく関係を織りなしていると考えると、世界が変わって見えます。店員さんには乱暴な言葉を使うけど、恋人の話はしっかりと聞くという人はほとんどいないはずです。普段の会話でも、どこかに必ず「聴く」という感覚のクセが出ます。ですから、普段から些細な音の変化に耳を傾けることが大切なのです。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。